[歴飯_61]ボン・ラヴィ
- heritagetimes

- 2020年11月25日
- 読了時間: 2分

JR横浜線小机駅から駅前の通りを新羽踏切方面に進み、しばらく進んだ先を右に曲がるとその先の住宅街の中に城郷小学校が見える。その向かいの旗竿状の敷地の奥まったところにあるのが古民家カフェ「ボン・ラヴィ」である。
入口の扉を入るとすぐ手前にレジがあり、オーナーシェフがにこやかに出迎えてくれた。そこでオススメだというオムライスとコーヒーを注文した。配膳はセルウサービスとのこと。
木造平家で天井が取り払われている店内は、明るいテラス席まであって広々としている。
テラス席の角にあるソファー席について、注文した品が出来上がるのを待った。
明るい店内には、この店のこだわりであるオーガニックのテーマに合わせた商品や手作りアクセサリなどが並べられていて目を楽しませてくれる。

店内のポスターによると、オーナーは、地元出身で多摩美術大学を卒業後、日産自動車のデザインセンター、コンピューターシステムの営業を経て平成8(1996)年に独立。絵画教室と
料理教室を開いていたが、平成29(2017)年9月に築60年を超える古民家を改装してカフェ営業を開始したとのこと。屋根に伸びる柱やめぐらされている梁が建物の歴史を物語っている。なお、店名の「ボン・ラヴィ」とは「素敵な生活」「素晴らしい人生」という意味を込めたフランス語の造語であるとのこと。
しばらくするとキッチンか声がかかり、オムライスとコーヒーがのせらえたプレートを受け取り、席に運んだ。

丸いお皿いっぱいにとろとりの卵が広がったシンプルなオムライスの中には、これもまたシンプルな味のケチャップライスが包まれており、一匙ごとに自然な旨味が広がる。なんとも懐かしく感じる味だ。
あっという間にチキンライスを食べ終え、コーヒを飲みながら店の外にも目を向けると、周りの木々が暖かな日差しの中で葉を揺らし、心地よい木漏れ日をつくっていた。
ゆっとりとした時間が流れる小机の古民家カフェ。是非、一度訪れていただきたい。


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