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[開港5都市]景観まちづくり会議2021長崎大会-09 FG会議 FG Presentation Next450【THE HERITAGE TIMES YOKOHAMA KANAGAWA】

更新日:2022年9月11日



<FG会議 FG Presentation Next450>

令和3(2021)年11月21日(土)、開港5都市景観まちづくり会議長崎大会2日目後半のプログラムであるFG会議(FG Presentation Next450)に参加した。

会場は令和3(2021)年3月に空き店舗となっていた出島ワーフの2階にできたコワーキングスペース AGORA出島。

内容は、開港5都市景観まちづくり会議に参加する次世代を担う参加者のプレゼンテーション大会である。各都市3〜5名がエントリーして15分のショートプレゼンする。

開始時間に合わせて、各分科会から徐々に参加者集まり、会場も少しづつ熱気を帯びてくる。前の分科会のプログラムの関係もあり、定刻の16時を少し過ぎて、いよいよスタート。司会は、5年前まさにこのFG会議を立ち上げた平山広孝氏(長崎都市・景観研究所)と青柳智子氏(ながさき若者会議)。FG会議の特徴は、まちづくり系の会議にありがちな固い雰囲気を取り払った、声援あり、笑いあり、ガヤありの砕けたスタイルである。

まず、最初に今回新たに導入された、コメントをスクリーンに表示するシステムComment Screenの紹介があった。


<函館市>


トップバッターは函館市の発表。現地での函館市の発表は品田朋廣氏(函館市)だけで、以降の発表はリモートによる参加となった。熊木祥哲氏(ハコダテフィッシャーマンズワーフ)は、漁師をしながら生産者の顔の見える農業・業業を目指して仲間と「ハコダテフィッシャーマンズワーフ」を開催などの取組について、続いて國分晋吾氏(一般社団法人Blue Commons Japan)は、近年収穫量が増加しているブリを新たな北海道の資源とし、地域を盛り上げ、豊な海の食文化を未来に引き継いでいく通称「ブリ活」の紹介があった。

山田かおり氏(縄文DOHNANプロジェクト)からは、「北海道・東北の縄文遺跡群」の世界遺産登録を目指して活動し、令和3年7月に登録後も「産学官民で縄文の心で街をつなぐ」をテーマに「縄文を広める・楽しむ・育む・つなげる」活動について、岡田暁氏(函館デザイン協議会)からは、函館タータンの展開に向けて仲間集めをして進めているとの報告があった。最後に品田朋廣氏(函館市)からは、函館市役所若手職員による「はこだて構想ガーデン(HAKONIWA・ハコニワ)の取組紹介があった。


〈新潟市〉


続いて新潟市の発表。西野廣貴氏(TabiiT)からはアウトドアDJチーム「TabiiT Music」と「いわむロックフェスティバル2020」で生まれたミクスチャー酒場「Nishi-NO no SAKABA」(2021年度はオンライン開催)の紹介、本間海渡氏(特定非営利法人新潟海洋開発)からは、映像が映らないというハプニングの中、信濃川を中心に人と水辺をつなぐ事業の一環として、水を歩きながら歴史を学ぶ「水辺ウォーク」などを開催の紹介、また日和浜海水浴場の活性化を企画中との報告があった。最後に上杉知之氏(NPO法人新潟水辺の会)からは市街地の中心に広がる島屋野潟(とやのがた)を再び楽しむための取組「島屋野がってんプロジェクト」の紹介があった。


〈横浜市〉


横浜市からは3人が登壇。番場俊宏氏(ヘリテイジタイムズ横浜・神奈川)から横浜市の近況、開港5都市景観まちづくり会議で繋がった仕事の紹介。小田嶋鉄朗氏(ヘリテイジタイムズ横浜・神奈川)からは、新たに立ち上げた「歴史を生かしたまちづくり」をテーマにしたwebメディア「ヘリテイジタイムズ横浜・神奈川」の紹介。最後に盛田真史氏(横浜市都市整備局都市デザイン室)からは「都市デザイン50周年」の取組みについて発表があった。


〈神戸市〉


続いて神戸市からは5人が登壇。根津昌彦氏(合資会社ゼンクリエイト)による令和3(2021)年開港5都市景観まちづくり大会でのFG会議の振り返りから始まった。

小川嘉之氏(コネクト神戸)から、令和元(2019)年12月からスタートしたJR三ノ宮駅の開発予定地を暫定利用したストリートテーブルについて、片山喜市郎氏(元町商店街まちなみ委員会)からは、神戸・淡路大震災後一度も開業していないホテルの前で商店街が出店するキッチンカーの紹介があった。足立大輔氏(美しい街岡本協議会)からは摂津本山駅の「駅書」の取組について紹介、最後に植村一仁氏(コネクト神戸)からは、さんきたアモーレ広場のリニューアル状況の報告があった。


〈長崎市〉


江口忠宏氏(DEJIMA BASE)からは、出島表門橋公園を拠点に活動する「DEJIMA BASE」の紹介。「DEJIMA BASE」は出島表門橋の設計チーム5人で構成されているとのこと。プロジェクトロゴや出島ポーズを生んだ。

大島徹也(茂木まちホテルツーリズム協議会)からは、地域をまるごとホテルに見立てて取り組む「茂木バレー構想」について、徳久泰河氏(長崎東山手洋館活用プロジェクト)からは、長崎東山手洋館活用プロジェクトが取り組んでいる洋館の魅力や活用方法を発信する取組について、平山広孝氏(長崎都市・景観研究所)からは、空き店舗を活用した「まちづくりスナックシグナル」について、青柳智子氏(ながさき若者会議)からは、長崎の若者が集まり自分たちがつくりたい未来に近づくためのはじめの一歩を考え、実際に一歩を踏み出していく会議体「ながさき若者会議」についての紹介があった。



最後に、挙手による最優秀プレゼンの投票があり、新潟市が受賞し、出島TシャツやまちづくりスナックTシャツなど詰め合わせとなった商品が授与され、来年の新潟大会での再会を誓って解散となった。



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