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[記者発表]文化審議会の答申(登録有形文化財(建造物)の登録)について【文化庁】


国の文化審議会(会長:佐藤信)は、令和5(2023)年11月24日(金)に開催された同審議会文化財分科会の審議・議決を経て、新たに290件の建造物を登録するよう文部科学大臣に答申した。


神奈川県内からは、旧石田家国府津別邸(主屋・洋館)[小田原市]、旧澤良商店店舗兼(主屋・土蔵)[秦野市]、立花屋茶舗店舗兼(主屋・左の蔵・右の蔵)[秦野市]、 保全堂薬局店舗兼主屋[秦野市]、大山寺本堂[伊勢原市]、旧平野家住宅主屋[葉山町]、山月庵・日光殿(旧早雲寮)・箱根美術館(本館・別館・休憩所)[箱根町]が答申された。


<登録有形文化財(建造物)の新登録>

 

旧石田家国府津別邸(主屋・洋館)[小田原市]

[主屋]大正13年/昭和50年頃改修

[洋館]昭和16年


鉄道開通後に別荘地となった国府津に位置する旧国鉄総裁の別邸の主屋と洋館。主屋は、床など自由な造形をみせる上質な近代和風建築。洋館は瀟洒な山小屋風の建物。戦前の別荘建築の好例。

 

旧澤良商店店舗兼(主屋・土蔵)[秦野市]

[主屋]大正15年

[土蔵]明治前期 / 明治中期移築 / 大正後期改修


秦野の龍門寺参道入口に建つ元乾物青果商の店舗兼主屋と土蔵。店舗兼主屋は一階は全体を土間床、北西にかつてのバス待合所であった事務所を附属。土蔵は旧商品蔵兼家財蔵。秦野の賑わいを伝える商家遺構。

 

立花屋茶舗店舗兼(主屋・左の蔵・右の蔵)[秦野市]

[主屋]慶応元年頃 / 明治後期改修 / 昭和2年移築 / 昭和10年増築 / 昭和45年頃増築

[左の蔵]明治末期

[右の蔵]明治41年 / 大正後期改修


秦野の台町交差点北に位置する茶商の店舗兼主屋と土蔵2棟。主屋はつし二階建切妻造の町家。二階には昭和10年に東久邇宮宿所とした座敷を配す。店舗の東背後に建つ左の蔵と右の蔵はいずれも商品蔵兼家財蔵で、二階床に格子付の荷上口を備える。茶商の構えが秦野の歴史的な景観を形成する。

 

保全堂薬局店舗兼主屋[秦野市]

昭和3年 / 昭和40年代改修


秦野の本町四ツ角交差点の南に位置する薬局の店舗兼主屋。二階洋室は地域の集会に使用したと伝わる。タイル貼など改変あるが、セセッション風意匠を用いた外観が残る愛らしい店舗。

 

大山寺本堂[伊勢原市]

明治18年 / 昭和42年改修


名山の大山中腹に建つ真言宗寺院の本堂。正面軒唐破風付向拝は木鼻の龍を始め彫刻が横溢し圧巻。。

 

旧平野家住宅主屋[葉山町]

昭和11年 / 昭和13年頃増


葉山の行幸通り沿いに位置する材木商の住宅。座敷の床廻りに銘木が用いられ、葉山に築かれた郊外住宅の好例。

 

山月庵・日光殿(旧早雲寮)・箱根美術館(本館・別館・休憩所)[箱根町]

[山月庵]昭和25年

[日光殿(旧早雲寮)]昭和24年 / 昭和26年増築 / 昭和11年・令和3年改修

[箱根美術館本館]昭和27年 / 昭和56年・平成7年改修

[別館]昭和28年 / 昭和中期・昭和56年頃改修

[休憩所]昭和27年 / 昭和56年改修


世界救世教教祖の岡田茂吉が造営した神仙郷内にある茶室の山月庵、伝統芸能鑑賞用の日光殿(旧早雲寮)、収集美術品を公開する箱根美術館本館、別館及び休憩所。山月庵は数寄屋大工第三代木村清兵衛(せいべえ)による近代数寄屋の佳品。日光殿(旧早雲寮)は吉田五十八設計の旧広間を増築。床構え付きの大広間を配して南庭を望む大規模な戦後の和風建築。箱根美術館本館は中央に聳える三階塔屋に貴賓室を設けて景色と共に名品を鑑賞する。別館は所蔵品に合わせて東洋趣味を加えた建物。休憩所は深い軒を水平に巡らし、全体に簡素な意匠として庭園の眺望に配慮。


 



【秦野市HP】



【葉山町HP】


【箱根町HP】

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