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[訃報]建築家 長島孝一氏【THE HERITAGE TIMES YOKOHAMA KANAGAWA】



建築家・都市計画家でAUR建築・都市・研究コンサルタントを主宰の長島孝一氏が令和4(2022)年7月24日亡くなった。葬儀は近親者で営む。

 

長島孝一氏は昭和11(1936)年東京生まれ。早稲田大学を卒業後、竹中工務店、ハーバード大学大学院(フルブライト給費留学)、ヒュー・スタビンス建築事務所、槇総合計画事務所などを経て、昭和51(1976)年から株式会社AUR建築・都市・研究コンサルタントを主宰。

逗子市まちづくり基本計画策定委員、逗子市まちづくり審議会委員を歴任。この間、早稲田大学、シンガポール国立大学等で教鞭をとった。

また、祖父である法律家・長島鷲太郎氏が明治33(1900)年、逗子に建てた和風別荘住宅に昭和40(1965)年から定住、平成13(2001)年に国登録有形文化財とした。昭和63(1988)年には葉山町の旧東伏見宮別邸(国登録有形文化財)の修復保存を所有者に提案し、修復保全に結びつけた。

平成30(2018)年には神奈川登録有形文化財所有者の会の発起人となり会長を務めるほか、関東登録有形文化財所有者の会副会長を歴任するなど、永年に渡り、建築家・アーバンデザイナーや歴史的建造物所有者の立場から歴史を生かしたまちづくりに貢献された。

 

※ THE HERITAGE TIMES YOKOHAMA KANAGAWAのメンバーは、各個人の活動において逗子市のまちづくりや湘南邸園文化祭、邸園(歴史的建造物)保全活用推進員(ヘリテージマネージャー)養成講座などの場面で、長島孝一氏にご厚意、教示をいただいた。ここに感謝の意を表し謹んでご冥福をお祈りする。














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