[歴飯_183]HAYAMA SHINNASE CELLAR
- heritagetimes

- 2月1日
- 読了時間: 2分

JR逗子駅東口を降りて、3番乗り場のバス停から「葉山・一色」行のバスに乗る。逗子の市街地を抜け、海沿いを走る県道207号森戸海岸線を一路葉山に向かう。源頼朝所縁の森戸神社を過ぎ、片側が海に開けた「真名瀬」のバス停で下車する。
今回歴飯で紹介する「HAYAMA SHINNASE CELLAR」は、真名瀬地区のランドマークにもなってきた創業120年の蔵のある酒屋「旧矢島米酒店」(地元ではやじま商店の愛称で親しまれていた)の店舗部分を改修して令和6(2024)年12月にオープンした。沿道からも目を惹く深緑に統一された外観は真名瀬漁港で上がる海藻をイメージした海松色(みるいろ)にしているとのこと。木製フレームの建具は開放して室内外を緩やかにつなぎ、腰壁部分はベンチにも利用できるようになっている。

店内に入ると、天井は梁を露出させ高さのある開放的な造りになっている。左手に半個室のようなテーブル席、正面大きなカウンターが続く。同店では、元酒屋であった建物の歴史を受け継ぎ、カウンターにてワインや珈琲を角打ちスタイルで楽しむことができる。カウンター席に着き、白ワインとシラスのキッシュをオーダーした。今回は、「アナヨン・シャルドネ」というスペインワインにしてみたが、完熟フルーツのような甘い香り、仄かな酸味が心地よい。しっかりとシラスの風味を感じるキッシュも食べ応えがあり、ワインとも良く合っていた。
真名瀬は葉山町内でも海側に建物がほとんどなく、正面に江ノ島と富士山が連なる景色から、背後に迫る独立丘陵「三が岡」の斜面にかけてかつては多くの別荘が建てられた。海も山も感じられる葉山らしい場所である。美しい景色を楽しみながら、ワインや食事を楽しんでみてはいかがだろうか。

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