ららぽーと横浜近くの中原街道沿いに、大きな古民家と蔵を改装した蕎麦処がある。味奈登庵都筑佐江戸店である。
味奈登庵は、味奈登庵は1968(昭和43)年創業。横浜市内に15店舗を構え、蕎麦だけではなく、丼物、おつまみ、セットメニューなどの豊富なメニュー、総重量1kgを超える富士山盛りで有名な人気蕎麦チェーンである。
入口に向かうと井戸水を組み上げる手押しポンプと真っ赤なスチールチューブを大胆に使ったエントランスが目を引く。
店は広々とした座敷と何部屋のテーブル席に分かれておりどちらかを選ぶことができる。テーブル席のうちの1室は明治時代の蔵を改装したところである。今回は、温かな日差しが差し込む座敷を選び、一番奥の席に通された。
メニューを開き、天ぷら蕎麦を注文。席に届くのを待ちながら店内を見渡すと、床の間や欄間、今は客室の一部として使われている入縁側の丸太縁桁などに民家として使われていた時の様子を伺うことができる。
しばらくすると暖かいお蕎麦と天ぷらが運ばれてきた。蕎麦は関東風の醤油仕立てで出汁の効いた深みのある梅雨に喉越しの良い麺。麺は味奈登庵の自家製麺とのこと。天ぷらには海老と南瓜がついた。揚げたてでサクサクの衣の食感が良い。普通盛りでも十分にボリュームがある蕎麦を堪能し、ほうじ茶で一服し店を後にした。
なお味奈登庵都筑佐江戸店は人気店で、いつ行ってもたくさんのお客さんで賑わっている。雰囲気も楽しむためにゆっくりしたいのであれば、食事時を少し外して来店する方が良いかもしれない。
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