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[歴飯_164]古民家カフェ ユキノシタ



鎌倉の魅力は路地裏にあると思う。往来の人々で賑わう小町通りや若宮大路を抜けた先裏手の路地に入ると、ひと息つける世界に繋がる。そんな空気感を壊さないよう、ゆっくり閑に歩いて行くと、時折素敵な景観やお店に出合う。

若宮大路を抜け、鶴ケ岡八幡宮を正面に鎌倉宮方面に向かって直ぐの小径に入ると、突き当りに古民家が見えてくる。今回の歴飯は、令和6(2024)年2月1日にオープンしたばかりの「古民家カフェ ユキノシタ」を訪ねた。



同店では数寄屋造りの古民家の佇まいをそのままに、どこか懐かしくだけどモダンな新旧の融合した空間が味わえる。押縁下見板張りの外観に開放的な縁側、玄関脇には瓢箪や紅葉を模った小窓の開いた袖壁が付く。庭の井戸は、かつて生活の場であった古民家の風情を引立てる。縁側脇の硝子戸を開けて店内に入ると、キッチンカウンターを正面に客席が拡がる。テーブルや座席となっている什器の一部は、古民家に遺されていた備品とのことで、店内の雰囲気とも良く合っていた。また、庭に面して縁側にも客席が設けられており、夏には心地が良さそうだ。





今回は夕方近くの来訪ということもあり、珈琲ゼリーとホット珈琲を注文する。珈琲ゼリーにはスパイスの効いたミルクゼリーが入っており、食感や風味の違いを楽しみながら食べ進めるのが楽しい。珈琲は敷地内の別棟で店主自ら焙煎した深入りで、ゼリーの甘みを引き立てる苦みとコクが最高の組み合わせとなっていた。スパイスの香るヴィーガンカレー等のランチメニューも気になるところだ。



店主によれば、現在は1階のみでの営業だが、今後は2階席も準備をしているそうだ。鶴ケ岡八幡宮から程近いという立地なので、数寄屋造りの古民家の持つ風情、こだわりのメニューを味わいに是非訪ねてみてはいかがだろうか。



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