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[歴飯_167]caféシトカ

更新日:7月3日



横浜市営地下鉄坂東橋の駅から南区庁舎方面に向かう。中村川に架かる浦舟水道橋(横浜市認定歴史的建造物)を渡り、住宅街に入っていくと、細い小径の沿道に創業明治34(1901)年の老舗「伊藤米店」が見えてくる。店舗の脇道を更に奥に入ると、今回紹介する「caféシトカ」に至る。



店舗は「伊藤米店」の離れと米蔵を改装して平成31(2019)年にオープンした。店名の「シトカ」とは写真家の星野道夫のエッセイ集『旅をする木』に登場するアラスカの街に由来する。星野は「シトカ」について、次のように記している。「シトカは僕にとっていつか暮してみたい憧れの町だった。海辺に迫る深い針葉樹の森、氷河を抱いた山々、潮を吹きあげながら島の入り江にやってくるザトウクジラ、しっとりと雨にけぶる町、そして人々もまた太古の自然のリズムの中でゆっくりと呼吸をしているように思えた。」そんな店名だけあり、店内の各所にはシロクマのモチーフが飾られている。



色褪せた波板仕上げの外観が何とも味わい深い本店(離れ)に入ると、廊下から一段下がって客席が設けられている。これに天井を剥がして梁を露わにしていることもあり、広々と開放的な空間となっている。曇りガラスの入った引き違いの建具からは、優しい光が店内に射し込む。「KURA」と名付けられた別棟の石蔵は、ギャラリー兼客席として活用されている。どちらの席も魅力的だが、今回は離れの客席とした。



今回は初春の訪問だったこともあり、季節を感じる「いちごのパンナコッタ」にシロクマクッキー、チャイを注文した。見た目も美しいパンナコッタは、甘酸っぱいイチゴにほんのりラム酒を効かせているようで、味に深みが増して美味しい。スパイスの効いたチャイとの相性も良く、ゆったりとリラックスできた。

同店は不定期営業とのことなので、Instagram等で最新情報をチェックしてから来訪してほしい。



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