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[記者発表]文化審議会の答申(登録有形文化財(建造物)の登録)について【文化庁】


国の文化審議会(会長:島谷弘幸)は、令和6(2024)年7月19日(金)に開催された同審議会文化財分科会の審議・議決を経て、新たに158件の建造物を登録するよう文部科学大臣に答申した。


神奈川県内からは、宮下家住宅主屋[横浜市]、北條鉄工(事務所・原寸工場・旧シャーリング・製缶及びロール工場・クレーンヤード・材料置場[川崎市]、穴澤家住宅座敷蔵[横須賀市]が答申された。


<神奈川県内の登録有形文化財(建造物)の新登録>

 

宮下家住宅主屋[横浜市]


昭和8年/昭和中期増築/令和5年改修


国道16号沿いの敷地に東面して建つ、旧別荘。二階建ての洋館と平屋の和館をL字に配す。洋館はエンタシス付角柱を飾る玄関廻りが特徴的。根岸湾の近代別荘開発の歴史を伝える。


 

北條鉄工(事務所・原寸工場・旧シャーリング・製缶及びロール工場・クレーンヤード・材料置場)[川崎市]


[事務所]昭和37年

[原寸工場]昭和37年

[旧シャーリング・製缶及びロール工場]昭和37年

[クレーンヤード]昭和43年

[材料置場]昭和46年


北條鉄工株式会社が所在する川崎市川崎区は、東京と横浜に挟まれ、多摩川や東京湾 の水運や京浜間の鉄道といった交通の便、低廉な用地を売り物に明治末年以降、積極的 に工場の誘致が進められ、浅野総一郎による京浜埋立により、工場用地や港湾が整備さ れた京浜工業地帯の一角を占める地域である。

周辺には日本鋼管(現・JFE)、昭和電線電纜等大規模な工場が立地していたが、2000 年代以降、産業構造の転換に伴い大規模工場の移転や設備の縮小が進み、現在では住宅 や高層マンション、商業施設が立地している。


 

穴澤家住宅座敷蔵[横須賀市]


大正5年/昭和63年頃・平成27年改修


浦賀港西岸に位置する旧商家の座敷蔵。木骨石造二階建て切妻造り平入りで正面全幅に深い下屋を張出す。二階座敷は吟味した良材で造作し、近代浦賀の繁栄を物語る貴重な座敷蔵。


 




【横須賀市HP】


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