[歴飯_189]鰺壱北條。
- heritagetimes

- 2025年9月15日
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大正~昭和にかけてブリの定置網漁で賑わった小田原市。漁港が整備される以前は御幸浜の海岸に多くのブリが陸揚げされていた。現国道1号線から旧東海道に入り、「なりわい交流館」脇から海に向かう周辺は、かまぼこ専門店や鰹節屋、干物屋等が点在することから「かまぼこ通り」と呼ばれ、小田原市を代表する観光拠点となっている。そんな通りの入り口付近、「なりわい交流館」の向かいに建つ平屋の古民家が今回の歴飯で紹介するラーメン店「鰺壱北條。」である。

建物は関東大震災のあった大正12(1923)年頃に建てられたそうだ。店内に入ると黒光りする柱や梁に囲まれてなんとも落ち着く雰囲気である。店内はカウンター、テーブル席の他に小上がりの席も設けられている。カウンター席に着き、「鰺醤油ラーメン」を注文する。同店のラーメンは特製の木桶で提供されることもあり、そのインパクトから目でも楽しめる。寄木細工等木工の街としての顔を持つ小田原らしいスタイルである。濃厚なスープは地元小田原さんの鰺節や鰺の煮干しを使った鰺粉が使われているそうで、しっかりと鰺の風味を感じられる。もっちりした自家製麺とチャーシューも美味しいのだが、なんといっても脇に添えられたペースト(梅やガーリック、湘南ゴールド等)で味変しながら食べるのが癖になる。上に添えられたかまぼこは近くの老舗かまぼこ店から購入しているそうで、季節によっても柄が変わるとのこと。この日は小田原らしい梅の柄だった。
小田原は小田原城や旧東海道の宿場町として有名だが、漁業、木工、梅、柑橘等の生業的な魅力も持つ街である。そんな小田原を感じられる一杯を是非味わってみてはいかがだろうか。

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