top of page

[記者発表]文化審議会の答申(登録有形文化財(建造物)の登録)について【文化庁】



国の文化審議会(会長:日比野克彦)は、令和8(2026)年7月17日(金)に開催された同審議会文化財分科会の審議・議決を経て、新たに163件の建造物を登録するよう文部科学大臣に答申した。


神奈川県内からは、金田家住宅主屋[鎌倉市]、旧大佛次郎茶亭[鎌倉市]、宇都母知(うつもち)神社本殿[藤沢市]など9件(5か所)が答申された。


神奈川県内の登録有形文化財(建造物)の新登録

金田家住宅主屋[鎌倉市]

明治18年/昭和39年改修


旧名主の主屋。入母屋造で四周に下屋を廻らす。六間取平面で土間上部は豪壮な井桁状の梁組を現し、ヒロマに成の高い差鴨居を用いる。式台や座敷飾を完備したオクの存在が家格を示す。


画像出典:鎌倉市記者発表
画像出典:鎌倉市記者発表

旧大佛次郎茶亭[鎌倉市]

大正8年/令和5年改修


小説家大佛(おさらぎ)次郎がサロンとして使用した茅葺建築。庭に面して随所に銘木をあしらう茶室を二室並べる。鎌倉では希少な関東大震災以前の建物で上質な数寄屋風建築。


画像出典:鎌倉市記者発表
画像出典:鎌倉市記者発表
宇都母知神社本殿(本殿・拝殿及び幣殿・鐘楼)[藤沢市]

大正15年


関東大震災後の復興社殿。本殿は神明造で棟持柱を立て、破風の先端が千木となり、鞭懸と堅魚木を備えるなど復古的で簡明な意匠。拝殿及び幣殿は本殿南方に建ち、拝殿は桁行三間、梁間三間、幣殿は桁行三間、梁間一間で、内部はいずれも土間とし、素木の太い軸部や簡明な意匠が古式を示し、本殿と調和する。鐘楼は境内南西の飛び地に建つ。入母屋造瓦棒鉄板葺で、社殿とは対照的に反りの付いた屋根が深い軒をつくる。組物は出三斗で中備に蟇股を配し、木鼻は獅子とし格天井を張る。

画像出典:藤沢市プレスリリース


画像出典:藤沢市プレスリリース
画像出典:藤沢市プレスリリース
おゝすみ山荘主屋[伊勢原市]

安政5/明治20年頃・大正後期増築、昭和40年頃増改築


大山寺門前の参詣道に面して建つ先導師旅館の主屋。二階建鉄板葺の東棟と西棟の間に玄関を設けてコの字平面とする。各階に床の間を備えた客室を配し、二階は天井を低く張り、南西部に神前を設けて大型神殿を安置するなど往事の講中宿の様相を今に伝える。


旧土屋家住宅(店舗兼主屋・書院棟・内蔵)[真鶴町]

[店舗兼主屋]明治25年/大正12年頃改修

[書院棟]大正12年頃

[内蔵]明治25年/大正12年頃改修


石材業者の店舗兼主屋。切妻造鉄板葺で正背面の中央に玄関、内玄関を設けて中廊下で繋ぎ、北に店と台所、南に広間と茶の間を配す。間取りの改造は認められるが、ケヤキの大黒柱や差鴨居などを残す。書院棟は店舗兼主屋の西に接続する。桟瓦葺主体部に鉄板葺の下屋を廻らし、磨丸太の長材を軒桁に用いて広縁を設ける。座敷は床の間、違棚、付書院を備え、透かし彫の板欄間を建て次の間が連なる。良材を用いた端正な座敷。内蔵は書院棟の西方に接続する二階建の土蔵。切妻造桟瓦葺で二階に棹縁天井を張り、一階床と二階天井に換気口を設ける機能的なつくり。


画像出典:真鶴町記者発表
画像出典:真鶴町記者発表





【伊勢原市記者発表】



コメント


THE HERITAGE TIMES

YOKOHAMA KANAGAWA

横浜・神奈川を中心とした歴史的建造物や歴史的町並み保存に関するニュースを紹介するウェブメディアです。

​掲載を希望する記事等がございましたら情報をお寄せください。

© 2019 - 2026 THE HERITAGE TIMES YOKOHAMA KANAGAWA 

bottom of page