[歴飯_55]湯もち本舗 ちもと駅前通り店
- heritagetimes

- 2020年9月13日
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箱根のお土産といったら何を選ぶだろうか。お土産に迷ったら是非一度試していただきたいお菓子がある。 箱根湯本の駅を降り、駅前通りを温泉街の方に向かうと湯本橋の袂あたりに「湯もち本舗ちもと駅前通り店」がある。「ちもと」は、箱根で70年近くに渡り、和菓子を作り続けてきた老舗の一つである。2階の縦長窓、出入り口上部のゆったりとしたアーチ、古代ギリシャ神殿等に使われ、西洋建築の根幹となってきた「オーダー」があしらわれた洋風の外観が美しい。建物は、大正末期の関東大震災以降、防火のため通りに面した外壁をタイルや銅板、モルタル等で覆った「看板建築」(建築家・建築史家の藤森照信氏によって命名される)と呼ばれる建築様式であるが、角地に面しているため、まるで洋館のように見える。また、同店は箱根町景観条例、景観計画による基準を満たした景観まちづくり協力店として箱根町より認定されている。

同店の名物は神奈川県指定銘菓にもなっている「湯もち」である。白玉粉が使われたフワッとしたお餅に香る柚子、サイコロ状の羊羹のもちもちとした口当たりが何とも癖になり、美味である。箱根を流れる早川の岩石を模した刻み羊羹、温泉につかった肌のようなやわらかさから、「湯もち」と名付けられたそうである。「湯もち」の他にも箱根八里の馬子鈴の形をした最中「八里」やわらび餅も人気だそうなので、箱根に出かけた際には是非立ち寄ってみてはいかがだろうか。

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