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[レポート]Café & Marché ael.【古民家HUG】



Café & Marché ael.(アエル)は令和3(2021)年3月20日、妙蓮寺の古民家HUGでマルシェを開催した。

このマルシェの開催は今回が8回目。はまふぅどコンシェルジュ(横浜地産地消案内人)や農家さん、こだわりのモノづくりをするメンバーが集い、モノ、コト、ヒトとの出逢いの場を創ることをコンセプトに開催している。今回のテーマは「みなん ni ael♫ 土曜日にアエル」とのこと。コロナの影響でなかなか思うようにマルシェを開くこともできずに、地域の常連との交流や新たな出会いが待ち遠しい主催者の様子がひしひしと伝わってくるテーマだ。そんな思いが伝わったのか、会場にはオープン時間から多くの客が集まっていた。

古民家の広間と中庭を使って11店舗もの出店者がこだわりの一品を来場者に丁寧に説明しながら販売している。



そのうちの1店舗「むっくふぅど(成瀬優子氏)」では、福岡県産のブランドいちご「あまおう」をふんだんに使用したジャム・ドレッシング・ビネガーを紹介していた。特に「生いちごジャム」はいちごのごろっとした食感が残る程度に加熱していて、素材の味がそのまま生かされているが、消費期限があまり長くないということもあって、関東ではなかなか購入の機会がないというレア商品とのことであった。



「アマンダリーナ(奥井奈都美氏)」は、神奈川や横浜で育ち成長段階で摘果をしてこれまで捨てられれていた青みかん(摘果みかん)を活用して作られたドレッシングやジュースを紹介。中でも「あおみかんポン酢」は、アマンダリーナの青みかんに、横浜市内で唯一の醤油醸造を行う「横浜醤油」の手作り無添加醤油、そして創業安政4年の横浜の老舗「岩井の胡麻油」の白口胡麻油を使用した横浜づくしの一品とのこと。しかしそれ以上に、目を引いたのが「金澤八味」。これまで捨てられいていたものを有効に使ってつくられた商品で、「金沢八景」にちなんで名付けられたもの。一般的な七味唐辛子にはない椎茸や昆布が加わっている。



「藤又農産(藤又氏)」は、横浜市旭区に畑を持ち、小松菜をはじめ茄子、トマト、キュウリなどを栽培している若手農家。一つ一つ丁寧につくられた農産物を朴訥とした語口で説明しながら販売している。



「PLANTED(三輪善昭氏)」は、大倉山で植物から衣料品まで幅広く取り扱っているセレクトショップ。今回のマルシェではハーブのポット苗などを販売。ミモザの切り花が目を引いた。



その他にも、有機肥料栽培の「自然菜園あかね空(矢野輝氏)」、安心レトルトカレーの「マサラモア(中尾真紀子氏)」、美しい組紐が使われた箸袋を紹介していたフードアナリストの「蔵やまと(河原真友子氏)」、干し野菜研究家の澤井香予氏、しんよこはま活動ホーム(藤原雅仁氏)、「La Culina di U」が出店しいた。



会場となった古民家HUGは、地元で不動産・建設業を営む松栄建設の子会社として2014年に設立、2015年にカフェとしてオープンした築50年以上の古民家。現在カフェ営業はクローズとなっているが、心地の良い縁側や広間、中庭や竹林の中を通り抜ける小道は広く地域に愛されている存在となっており、マルシェなどが開催されている。


【Café & Marché ael.】



今回のマルシェでも体感できたように、歴史的建造物と「地産地消」「手作り」というテーマは相性が良い。次回の開始は、令和3(2021)年4月3日(土)とのこと。是非、一度足を運んでいただきたい。



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