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[歴食_105]福日和カフェ

更新日:10月12日



江ノ電長谷駅から極楽寺方面に向かう星の井通りの裏手、【歴飯_102】café 坂の下へ続く小径沿いは、かつて漁師や職人達の住居が多かった地域とのことである。車の入らない路地裏には古民家が連なり、どこかノスタルジックな場所となっている。この路地裏には、小さな稲荷社を中心に、5軒(取材当時)もの古民家カフェが集まる一帯がある。

力餅が名物の力餅家の向かい、細い砂利敷の小径を入ると、右手に暖簾の掛かった木製の格子戸が見えてくる。庭先の紅葉や柘榴の木立に囲まれ佇む古民家が「福日和カフェ」である。暖簾をくぐりテラス席の脇、ストライプ模様がレトロで美しいモールガラスと小割の曇りガラスが使われた引き戸を開け、店内に入る。店舗は、築70年超の古民家を改装したとのことで、建具や天井等に古民家の風情が残っている。白を基調とした内装は、窓から見える庭の緑を、映し、室内につくる陰影も美しい。



カウンター席脇の小部屋にあるソファー席に着き、メニューを眺める。「福日和カフェ」はチャイを主体としたドリンクやデザートを提供しており、ここでしか注文できないオリジナルのチャイが人気だそうだ。今回は、「ちゃいの飲み比べセット」(福日和ちゃい、八方美人ちゃい、季節のちゃい(カボチャを使った「かぼちゃい」))を注文した。



店名の付いた「福日和ちゃい」は、八角、クローブ、カルダモン、しょうが、ピンクペッパー等のスパイスが使用されており、牛乳だけで仕上げているため、しっかりとした香りとコクを楽しめる一杯である。脇に添えられた八角とチャイがつくる見た目も美しい。「八方美人ちゃい」はきび糖の優しい甘味に茶葉の風味が良く合っており、飲みやすい一杯であった。「かぼちゃい」はポタージュのような見た目だが、カボチャの優しい甘味の中にスパイスの風味が溶け込み、癖になる一杯であった。上に添えられたカボチャの種も良いアクセントとなっていて食感も楽しい。

涼しくなってくる秋口~初冬は鎌倉巡りのしやすい季節でもある。散策途中の休憩に、ここでしか味わえないチャイでほっと一息ついてみてはいかがだろうか。




<稲荷社を中心に集まる一帯の古民家カフェ>

・【歴飯_102】café 坂の下

・【歴飯_104】paso(パソ)

・【歴飯_105】福日和カフェ

・なみまちベーグル

・café recette 鎌倉

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