[歴飯_110]喜泉庵
- heritagetimes

- 2022年10月7日
- 読了時間: 2分

鎌倉五山第五位の寺格を持つ「浄妙寺」は、かつて鎌倉に塩を供給した横浜市金沢区の平潟湾に続く金沢街道(塩の道)に位置する。そんな古刹の境内には、「喜泉庵(きせんあん)」と名付けられた茶堂がある。ここは、天正年間(1500年代)に僧侶が一同に茶を喫した場所であったが、建物や庭は滅失していた。平成3(1991)年に横浜市戸塚区にあった貴族院議員の別荘を移築し、枯山水の庭と合わせて復興したとのことである。

店内は建具を外した大空間のテーブルと緋毛氈の座席が設けられており、どの席からも庭園を眺めることができる。床の間脇の付け書院の丸窓や透かし彫り、深い庇と縁側(濡れ縁)がつくる陰影、虹梁(こうりょう)、蹲踞(つくばい)等は寺社のようでもあり、近代別荘の風格も感じる。縁側に設けられた竹筒に耳を当てると、水琴窟の音が聞こえてくるのも粋な趣向である。

メニューは、抹茶と上生菓子のセット、抹茶と干菓子のセットの2種のみだが、枯山水の庭園を眺めながら静かな境内で鳥の鳴き声、木々の揺らぎ、室内を抜ける風の音、雨音を聴くのは何とも味わい深い。今回は、抹茶と上生菓子のセットを注文した。秋らしい色合いの練り切りは、優しい味わいで甘すぎず、美味しい。抹茶をいただきながら、季節を体感できる贅沢な時間を過ごすことができた。[歴飯_109]石窯ガーデンテラスと合わせて、立ち寄ってみてはいかがだろうか。

![[歴飯_01 - 150]まとめ](https://static.wixstatic.com/media/36bc9a_64610b1b52c141938dce07289858fc44~mv2.jpeg/v1/fill/w_980,h_551,al_c,q_85,usm_0.66_1.00_0.01,enc_avif,quality_auto/36bc9a_64610b1b52c141938dce07289858fc44~mv2.jpeg)
![[記者発表]「地域まるごとホテル@三浦半島」事業の葉山棚田エリアがオープン【神奈川県】](https://static.wixstatic.com/media/36bc9a_83e473accadd4ec7b5d9ab72c112389d~mv2.jpg/v1/fill/w_980,h_735,al_c,q_85,usm_0.66_1.00_0.01,enc_avif,quality_auto/36bc9a_83e473accadd4ec7b5d9ab72c112389d~mv2.jpg)
![[記者発表]鎌倉・若宮大路 明治33年創業の老舗酒屋「三河屋」が、8年のプロジェクトを経て、2026年5月30日に再オープン。全国初の官民学連携で建築基準法適用除外により、国の有形文化財の保存を実現【株式会社Daiyu】](https://static.wixstatic.com/media/36bc9a_4381318a5361475192e250c04b5df33d~mv2.jpg/v1/fill/w_980,h_653,al_c,q_85,usm_0.66_1.00_0.01,enc_avif,quality_auto/36bc9a_4381318a5361475192e250c04b5df33d~mv2.jpg)
コメント