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[歴飯_200]鎌倉おうどん 玉うさぎ

2 時間前
読了時間: 2分


JR鎌倉駅から長谷方面に向かう由比ガ浜通りは、酒屋や米屋、花屋、乾物商等、かつては多くの商店や問屋が軒を連ねていた。江ノ電長谷駅前通りである神奈川県道32号線と由比ガ浜通りの交差点付近には、往時の名残を留める一画がある。「のり真安斎商店」の倉庫を活用した[歴飯_99]カフェとくらしの道具店vuori(ブオリ)、向かいには大正期に建てられた酒の卸問屋を活用したウェディング施設「萬屋本店」と、歴史的建造物を活用した店舗が連なる。今回紹介する「鎌倉おうどん 玉うさぎ」も、これらの施設に隣接した大正期の古民家を活用した店舗である。



平屋の古民家は出桁造りによる深い軒下を活かし、通りとの間に植栽やベンチ等をゆったり配した店先空間となっている。暖簾をくぐり引き戸を開けると、正面に小上がりから座敷が続き、手前の土間にテーブル席が配置されている。小上がりと座敷の間には、通風や採光、視線を調整できる大阪格子戸が設けられており、かつて商店だった頃の風情を留めている。



土間のテーブル席に着き、メニューを開く。和牛や発酵バターを使ったうどん等、豊富なメニューに迷ったが、今回は「ワカメと月見うどん」、野菜天にしらす丼や小鉢がセットとなっている「玉兎」を注文してみた。麺は国産小麦を数種ブレンドした自家製麺だそうで、コシのあるもちっとした食感が癖になる。透き通った出汁がしっかりと効いた汁に、地物のワカメと卵が乗ったシンプルなうどんだが、出汁と麺の旨みを口いっぱいに感じる満足いく逸品となっていた。野菜の天ぷらも揚げたてサクサクで、塩で食べても出汁に浸して食べても美味しい。

長谷寺や大仏で有名な高徳院をはじめ、近代には別荘や旅館が建てられ、鎌倉有数の観光スポットとなってきた長谷周辺。江ノ電長谷駅周辺は過去の歴飯でも多数の店舗を紹介してきた。鎌倉散策の折には、是非こうした店舗にも足を延ばしてみてはいかがだろうか。古都の風情をより深掘りして感じられるはずだ。

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