[歴飯_64]CHILL キナリノワ / ボンボヤージュ!【一部移転】
- heritagetimes

- 2020年12月15日
- 読了時間: 3分
更新日:2022年9月6日

JR南武線武蔵新城駅から徒歩5分のところに、サウナ施設をリノベーションしてつくられた「食とアート」の複合施設「CHILL」がある。施設の近くまで来ると、早速、薪の焚く香りが漂ってきた。建物1階がピロティの駐車場になっており、その日はポップアップの花屋と、薪窯ピザ屋が出店しており、そのピザ釜の煙が漂ってきたようだ。そそられる香だ。
そばに椅子とテーブルも用意されていたので、そこに席を取り早速ピザを注文することとした。

ピザを焼いているのは「キナリノワ」。駐車場にむき出しの薪釜が斬新。もともとパン屋をしていた店主が薪釜を載せたキッチンカーでピザを焼くようなり、今はここに出店しているとのこと。
本日のメニューは、マルゲリータかトマト・醤油・味噌の3種のソースと川崎市産の野菜などのトッピングを組み合わせてオーダーするお好みピザ。醤油・味噌のソースにも惹かれるが、トマトソースベースで店主お任せトッピングとオーダーし待つことにした。
待っている間、建物を改めて外観から眺める。

建物は3階建て、外観は白に塗装され、そこに黒に重ねられた蛍光ピンクが印象的なグラフィックで「CHILL」「WELLCOME」と描かれており、外階段から2階の入口まで誘導している。
2階はアーティストのアトリエスペースになっており、通路にはアーティストの作品が展示されて、一部の部屋は制作風景も覗くことができる。一階、ピロティで花を販売していた「hana-naya」もここに入居するアーティストの一人だ。

ピザが焼けたようなので、席についていただくことにする。焼きたてのピザには存在感たっぷりにゴロっと乗っている市内産のブロッコリーが甘く感じる。芳醇なチーズと薪の香りが移った香ばしい生地がベストマッチ。店主と楽しいおしゃべりをしながらあっという間に食べてしまった。

食後はフードコートになっているという3階に向かった。平成29(2017)年7月に閉店した元のサウナ施設(サウナつかさ新城)であった時には、リクライニングシートが数多く並べられた休憩室だっだ場所である。
フードコートには落ち着いた感じのファニチャーが並び、角のスペースには人工芝が敷かれた小上がりのプレイスペースもある。

フード提供のラインナップは、武蔵新城で絶大な人気を誇る喫茶店「CAFE Hat」、バインミーとケーキが評判の「BAKE SHOP FUU」。ドリンクは、「CHILL」全体のプロデュースも手がける和泉氏がオーナーを兼ねている「ボンボヤージュ!」。豊富に取り揃えたコーヒー豆から選んでオーダーできる。
ソファに囲まれた大きなテーブルの席が空いていたので、そこに席をとってコーヒーをいただいた。

お話のお相手いただいた和泉氏によると、これからも屋上やピロティを使ってさらに魅力を高めていくとのこと。
施設名の「CHILL」とは、もともと「寒さ」や「冷気」という意味だが、最近は転じて「まったりする」という意味のスラングとして使われている。是非、一度訪れて、「CHILL」体験してみていただきたい。


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