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[開港5都市]景観まちづくり会議2024横浜大会 - 06 FGショートプレゼン大会  【THE HERITAGE TIMES YOKOHAMA KANAGAWA 】

更新日:2024年12月12日



令和6(2024)年11月23日(土)、「開港5都市景観まちづくり会議2024横浜大会」1日目の締めくくりは、オプショナル企画の「FGショートプレゼン大会」。

会場は「オンデザインイッカイ」。プレゼンテーションに先立ち、会場のオーナーである西田司氏(オンデザインパートナーズ代表)から「オンデザインイッカイ」ができた経緯などについてレクチャーがあった。



「元々2階がオンデザインのオフィス。1階の店舗が抜けることになったのを契機にオフィスを拡張することになった。せっかくの拡張なら、とスタッフから意見を聞くと、そこでやりたいことは、建築に関係のない個人の趣味や挑戦に基づくものばかりだった。そこで、2階には従来の執務空間を残し、新設する1階は『ワークショップ』をコンセプトに2階では収まらない多様な活動ができる空間とすることにした。」「まちづくり活動に無料で貸し出したり、営業許可を取ってバーなどをやっている。」


(写真提供)上杉知之


まずはFG会議の成り立ちの解説とプレゼン大会のルール説明。

FG(Future Generation)会議は、開港5都市景観まちづくり会議の参加者の世代交代を目指し、長崎市の平山広孝氏が提唱し平成28(2016)年から活動を本格化させ、その後の各都市の大会にも継承され、プレゼン大会やワークショップなど各都市で様々な趣向で、これまで「まちづくり」や「景観」そして「開港5都市」に関わる機会がなかった若者世代の入口として、また交流の場として開催されてきた。


今回もその趣旨を踏まえながらも、今一度、その原点に立ち返り、初めてプレゼンをする若手も参加しやすいフランクな形式でのショートプレゼン大会として企画された。


今回のプレゼンテーションのルールは、


  1. 「ガヤあり」プレゼン中でもどんどんツッコミを入れて盛り上げよう!

  2. 「拍手で始まり、拍手で終わる」ポジティブに盛り上げよう!

  3. 「どんどん話しかける」プレゼンの後には交流の時間もあるので、語りあって盛り上げよう!


そしていよいよプレゼンテーションスタート!


[神戸] 今地春乃氏(神戸元町商店街まちなみ委員会)


戦前の日本におけるファッションの聖地である元町を舞台に 、当時の女性たちを象徴する「モダンガール」を現代に再解釈し、新たな息吹を吹き込  プロジェクト「元町モダンガールプロジェクト」「こうべまちづくり会館」の活動などを紹介。


[長崎]德久泰河氏(えぬじー)


「長崎に残りたくても残れない」などの課題に対応するため長崎にベンチャーキャピタルを作ろうとした結果、会社(合同会社DAO)を作ることになったことなどをNG(New Generation)の視点から紹介。


[新潟]上杉知之氏(にいがたチューリップ部部長)


「MGU55(Middle-age Generation UESUGI 55歳)が見た新潟この1年」と題し、三越跡地にできた「みーつ」、「能登地震被害」、「新潟まちあそび学校KAIKOU!」などを一気に紹介。「自分自身が中心となってやったものはないのでそれぞれに問い合わせて。質問は受け付けません!」


[函館]仙石智義氏(函館景観まちづくり協議会事務局長/函館市地域交流まちづくりセンター長)


自身が大学を卒業してから、函館市地域交流まちづくりセンター センター長、さらに函館景観まちづくり協議会事務局長就任するまでの経過、各都市のFGに協力を求めて「開港5都市の歴史資料 複製ポストカード」を作成したエピソードなどを紹介。


[横浜]島田翔陽氏(横濱今昔写真)


昔の絵葉書と同じ画角で現在の写真をとり比較し、InstagramやHPで発信している「横濱今昔写真」。さらにそこから文庫やまちあるき、展示会まで広がっている活動の紹介。「ここにいる皆さんがこのInstagramをフォローするまで帰りません!」

質疑では「横浜が島田さんを育てたのではない。彼は勝手に育った。すごい!」と称賛する発言も飛び出した。



プレゼンテーションの後は、フリーの交流会で大いに盛り上がった。FGで満足せず、さらに進化を続けていくことの大切さを共有した有意義な会となった。


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※ THE HERITAGE TIMES YOKOHAMA KANAGAWAは「開港5都市景観まちづくり会議横浜大会実行委員会の構成団体として参画している。

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