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[開港5都市]景観まちづくり会議2024横浜大会 - 09 オプショナル企画4「開港5都市サロン」 【THE HERITAGE TIMES YOKOHAMA KANAGAWA 】


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令和6(2024)年11月25日(月)、「開港5都市景観まちづくり会議2024横浜大会」3日目の午後、大会最後のオプショナルプログラムとして、大会参加者参が自由に語り合える場「開港5都市サロン」が開催された。


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会場は昭和31(1956年)築(築68年)の中華街近く「徳永ビル」の一室。「徳永ビル」は、「防火帯建築」と呼ばれる建物の一つ。「防火帯建築」は、都市の防火を目的として、昭和27(1952)年に施行された耐火建築促進法に基づき指定された防火建築帯内に建設された主に3、4階建ての耐火建築物で、横浜では戦災復興期に多く建築された。現在は設計事務所やデザイナーなどのクリエーターが集積している場としても注目されている。


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「徳永ビル」には、生前 [THE HERITAGE TIMES YOKOHAMA KANAGAW] のメンバーで、開港5都市景観まちづくり会議に深く関わった故番場俊宏氏が代表を務めていた設計事務所「abanba」がオフィスを構えている。番場氏は「開港5都市で集まる仲間が気兼ねなく集まり語らう場をつくりたい」と望んでおり、その思いを少しでも実現したいと企画されたのが、このサロン企画である。今回のサロンの会場となった部屋は、同ビルに事務所をもち、長く番場氏と交流をもったランドスケープデザイナーの熊谷玄氏(stgk)の事務所の一部屋。熊谷氏の厚意により実現した。


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会場内には、番場氏が開港5都市で活躍した写真パネル(「トシヒロバンバ テン」から流用)が展示された。

当日、会場に集まったのは20代、30代を中心としたITクリエイター、市役所職員、コーヒーの焙煎なども手掛るコンサル事業者など多彩な会議参加者。横浜大会の感想のほか、番場氏の思い出とともに開港5都市への思いなど、終始和やかに語らうことができた。


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また、番場氏の後を引き継いでabanba の代表を務める番場絵里香氏も参加。「建築家」としての番場氏の思想、普段の様子などを伺うことができた。

開港5都市景観まちづくり会議の最終日の最後の時間。参加者は「帰港」前の和やかなひと時を過ごし、また来年、神戸で集うことを約束して、それぞれの港に出航していった。


Bon voyage!


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※ THE HERITAGE TIMES YOKOHAMA KANAGAWAは「開港5都市景観まちづくり会議横浜大会実行委員会の構成団体として参画している。

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