会場となった「やすらぎガーデン」は、ミズベリング信濃川やすらぎ堤の夏季限定で飲食店が出店する「水辺アウトドアラウンジ」の一部。
平成23(2011)年の河川占用許可準則の改正にを契機でして、平成28(2016)年度に萬代橋から八千代橋の区域が「都市・地域再生等利用区域」の指定を受け、企業活動が可能となり、同年から「ミズベリングやすらぎ堤」の試行期間がスタート。民間事業者との協働し、商業利用を核としたにぎわい空間の創出や多様なイベントの開催等により、地域連携・活性化への寄与も含め、水辺空間の利活用促進に取り組んできた。平成29(2017)年から令和元(2019)年の定着期間を経て、令和2(2020)年からは運営マネジメント事業者にスノーピーク株式会社を選定し本格運用が始まった。こうした一連の動きは、新しい公共空間、水辺空間の活用事例として高く評価されており、平成28(2016)年度に全日本建設技術協会「全建賞」、令和元(2019)年度に は国土交通省「かわまち大賞」を受賞している。
この日は前日までの雨天から一転、秋晴れとなり、朝の美しい水辺を眺めながら、開港5都市景観まちづくり会議2022新潟大会の振り返りと今後の取組等について意見交換が行われた。
定刻を少し過ぎて、西野廣貴氏(開港5都市景観まちづくり会議2022新潟大会実行委員会委員)の趣旨説明から会議がスタート。各都市ごとに分かれてテーブルに着き、本間海渡氏(開港5都市景観まちづくり会議2022新潟大会実行委員会副委員長)の司会でワークショップ形式で会議が進められた。
ワークショップのテーマは、今大会の振り返りと来年度の「函館大会までに何をするか?」。思い思いにポストイットに書き込み、都市毎に発表が行われた。
各都市からは、「チューリップ花絵の連携のように5都市が連携する取組を進めたい。
・歴史的建造物の良好な活用事例の事例集を作りたい。」「(各都市の西洋館を3D化したバーチャルミュージアムなど)メタバースを活用した展開を検討したい。」「FG会議をオンラインで定例化するなどモチベーションが下がりがちな大会と大会間を盛り上げたい。」
「5都市間で情報共有をする社会実験(失敗しても得られるものがあるのでは)をしてみたい。」などといった、積極的な活動のアイデアが多数共有され、最後に、来年函館大会での再会を誓い会議を終えた。
情報提供協力:本間海渡氏
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